夏と冬の操作方法

夏と冬との違い

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バイクは季節を肌で感じることができる乗り物ですが、これは乗り手である人間だけではなく当然バイク自体も肌で感じています。
そのため夏と冬では操作方法が違ってきます。

まずエンジンを掛けること自体が、夏と冬では大きく違います。
夏はエンジン始動はほとんどが一発で掛かりますが、冬ですとそうはいきません。

最近のバイクはオートチョーク、インジェクションは当たり前のように存在していますが、そうでないバイクもいまだに流通しています。
またオートチョークのバイクであっても、冬にエンジンを掛けるとアイドリングの回転数が上がっていることに気づかれている方も多いと思います。
気温が低く、エンジンが冷たいために燃料が濃くないとエンジンが掛からないのです。

エンジンを温め、最適な状態にすることを暖気運転というのですが、この暖気運転に掛かる時間が夏と冬は違ってきます。
外気温とエンジン内温度が違うのですから当然です。

エンジンを温めている間、人間の暖気を行うことが理想です。
エンジンと同様に冬場は人間の体も寒さで凍えて固まっています。

体をつかって行うバイクの操作を、固まった体で満足に行えるとは到底思えません。
夏場と同様に動けとは申しませんが、最低限の動きができるようには暖気を行っておいたほうが事故を防ぐことにも繋がります。

暖機運転が終了すると発進となるのですが、走り出した際に夏と冬で古いバイクの場合には少しおかしなことが起きることがあります。
それはキャブレター車のセッティングです。

セッティングをやってみよう

マフラーやパワーフィルターなど吸排気系を改造したバイクなどは、夏と冬では燃料の濃さが違います。
夏に合わせていると冬には薄すぎになりますし、逆に冬に合わせていると夏には濃すぎます。

4ストローク車は微妙な差ですが、2ストローク車はその違いが如実にでます。
濃い場合は、プラグがガソリンをかぶって不調程度で済むのですが、薄い場合はエンジンが焼きついてしまいます。
旧車の改造車、特に2ストローク車は小まめなセッティングを行う必要があります。

走り始めて冬の時期に気をつけるのは、路面状況です。
凍結している場合がありますので、ラフな操作は禁物です。

またエンジンを掛けたままの状態でも水温が下がりすぎるオーバークールという症状がでるときがあります。
夏場にオーバーヒートを起こしにくい冷却に優れたバイクに起きる可能性がありますので注意してください。

夏場は暑さにより人間とエンジンのオーバーヒートが懸念されます。
暑さ対策は十分に行う必要があります。

また路面温度が高いため、タイヤの空気圧も高くなり過ぎる傾向があります。
相反する夏と冬の操作方法なのですが、この季節を迎えるためには間に春と秋があります。

そちらの方がバイクには向いた季節ですし、なにより春を越えて夏があり、秋を越えて冬があります。
夏からいきなり冬にはなりません。季節は重ねていくものですので、機械もそしてそれを操る人間も自然とそれに対応していくことができます。
なにごとも経験に勝るものはないのです。

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